ある日のインファントクラスでのこと。ケンカをしてしまい泣いているお友だちにそっと添えられたちいさな手。
言葉はなくても伝わる「だいじょうぶ?」きっと、自分が泣いたとき大人にしてもらったことを覚えているのでしょうね。こんなに小さなこども達がお友だちを思いやる姿…心温まる瞬間でした。
痛い思いをしたとき、熱をみるとき、寝付くまで…子育ての中でこどもの身体にそっと触れる手の果たす役割はとても大きいものです。「手を当ててもらう」ただそれだけの事が不思議と心を穏やかにしてくれます。
私たち大人も、『そっと手を置く』という行為をもっと大切にしたいですね。
園長 田中弘美「育児のコツ」より引用