本日のリビングカフェ夜ごはんもそろそろ終わりかという頃合い、ウィズチャイルドに兄弟で通って下さっているご家族が食事に来てくれました。食事後、お母様がキッチンまで食器を下げていただき、そのまま洗い物をして下さいました。さすがに申し訳ない気持ちながらも「いつもお世話になっているので。」その優しいお心遣いに甘えさせていただきました。そのうち、次男の保育園児さんが「僕も手伝う」と入ってきて親子で洗い物が始まりました。なんて素敵な事でしょう。母親の行動とその優しい心の動きに影響を受けたこどもが、自らの意思で動いた感動の一場面でした。「して見せる」ウィズチャイルドの保育の原点です。教えずとも、して見せればこどもは自ずと学んでいく。私はその子に「優しいね。うれしいよ。ありがとう。」と何べんも言いました。実は、このご家族は数週間前にも食事にいらして、その時も洗い物をして下さいました。その時洗い物をして下さったのは、このお母様のお母様、つまりこの子のおばあちゃまでした。せちがらい世の中、損だの得だの、義務だの権利だのといった言葉がすぐにが飛び交う中、私自身、この出来事から多くの事を学ばせて頂きました。「人の事を思う」ということ。自分のことばかりでいっぱいになってしまっているようでは、やはりまだまだでございました。今日はごちそうさまでした。