今回のテーマは「雑音筒を作ろう!」でした。
雑音筒とは…モンテッソーリ教育の「感覚教育」の分野で「聴覚」を使うおしごととしてこども達に紹介をしています。この活動は、1箱に6種類の筒が入っており、それぞれに音の強さが異なります。1つの箱の6本の筒で「音の強さで6段階の順番をつける」活動や、赤い箱と青い箱は対になっているので、「同じ音を探す」活動ができ、
大人でも神経を研ぎ澄まし、集中して聴かないと音の差が分からないほど難しく、こども達もゲーム感覚で楽しんでいる活動の1つです。
今日は、その雑音筒で出来る「音の強さで順番をつける」というところに注目し、自然物を使ってオリジナル雑音筒を作ろう!というところからスタートしました。
小雨降る中、みんなで多摩川へ素材集めです。
せっかく多摩川で草花を集めるなら、と、「草花サンキャッチャー」も作ることに。
それぞれに草花や小石など、音の鳴りそうなもの、光に透かしたら綺麗そうなものなど自分達なりに考え集めてきました。
園に戻り、さっそく雑音筒作りに取り掛かります。
1種類の量を加減することで音の段階を作ろうとする人、いかに強い音にするか素材をミックスさせて考える人、拾って来たものをまず入れてみて段階分けする人、手早く仕上げる人、じっくりと素材を吟味しながら進める人…目的は自分で見つけた素材を使って3段階の音の強さを表現することですが、その手法はそれぞれに違っていて、一人ひとりの個性が垣間見える瞬間です。
「草花サンキャッチャー」は、ラミネートフィルムに自分の好きな草花をレイアウトする簡易的なものですが、太陽光にかざすと自然の色が重なり合って濃淡がうまれたり、花の色が光に透けてみえたり、と、自然の持つ美しさを感じることができます。
今日は残念ながらお天気に恵まれませんでしたが、ぜひ持ち帰ったサンキャッチャーをお天気のいい日に光にかざしてみてくださいね!!
雑音筒は今回3段階の強弱にしましたが、実は6段階くらいが聴き分けもちょっぴり高度で、作るのも面白いと思います。自分の身のまわりにあるものを使って簡単に作れるので、親子で作って遊ぶのもおススメですよ♪
次回のエレメンタリーは9月。科学教室の予定です。ご参加お待ちしています!!