保育士 転職 キャリアアップ!

転職する際に皆さんが最も重要視することはなんでしょうか。直近10年で数百人の面接を行ってきたウィズチャイルドでは、ある興味深い集計結果が出ています。それは転職者の90%以上の方が、面接時に同じ返答をしているということです。それは「こども一人一人に丁寧に寄り添う保育がしたい」という返答です。これは「転職する理由は?」「当社を選んだ理由は?」「どんな保育をしたいですか?」といった質問に対してほぼ全員がこの言葉を口にしたということです。背景の一つとしては、当園が、40名定員といういわゆるマンモス園ではないということ、モンテッソーリ教育実践園であるということ、言葉だけでなく一人一人への丁寧な保育を本当に大切にしているということが挙げられます。そのうたい文句を見てご応募頂くわけですから当たり前とも言えます。

また一方で、保育士は皆その想いを抱き、しかし思うように叶っていない現実があるということです。つまり、「こども一人一人に丁寧に寄り添う保育」ができていない保育所がたくさんあるという現実でもあります。そもそも「一人一人に寄り添う」というワードから連想する働き方自体に現実と理想のギャップがあると事も問題なのですが、さておき、保育士はみーんな「できる事ならもっとこども一人一人の育ちにしっかり寄り添いたい」と思っているのは間違いない現実かと思います。

事業者側は、その現実を受け入れ、保育士の労働環境または労働認識に改革を起こしていかねばなりません。業界の当たり前を盾に「甘やかすと育たない、昔はもっと辛かった!」なんて言ってる先輩が権力を振りかざしている保育園は一向にES(職員満足度)を向上させることはできません。時代は変わり、労働に対する価値観も選択肢も多様化しました。そんな中で私達事業者が最もやるべきことと、最もやってはいけないことをご紹介します。

最もやるべきことは、軸を示すことです。軸とは理念信念のようなもの、最も大事にする根本的な考え方を明確に示し共感を得ることです。軸に共感を得られれば、自由発想やその行動による化学反応などを楽しめる環境を生み出せます。

最もやってはいけないことは、次々とルールブックを作ることです。勝手なことをされないように、上司がマニュアル整備に明け暮れてしまうと、活性組織を作ることができなくなります。多様な人材がそれぞれの強みを発揮して、今までにないより良い環境を生み出していける職場環境では、労働者は活性化されます。失敗を恐れず自ら学ぶ組織となっていくことでしょう。

労働者の中でも、変化を嫌う依存型の労働者も居ます。むしろこちらの方が多いかもしれません。しかし、未来のこども達には、今までの常識にとらわれず、新しい柔軟な発想で生きてほしい、意見を戦わせながらも多様性を認め合える大人になってほしいと思います。そのためには保育士である私達がその姿を示し、その種を蒔く必要があります。自分に自信をもって、自分を大好きで、共存する全てに対しても愛情を抱けるように、個性が認められる安心感のある保育を私達は行います。同じような姿勢で未来の人材も育成しなければなりません。今組織の役に立つかどうかばかり見ないで、その先のキャリアの見通しを共に立て、共に支えあい向上する関係でありたいと思います。

 

 

あらためて「認め合うこと」がとても重要な時代になったと思います。それは正社員とパートであっても、10年ベテランと新卒であっても、社長とバイトであっても、親と子であっても、何よりも大切なのは「認め合うこと」のような気がします。自分の信念をもってそのうえで他者を認められる人であるよう常に心掛けたいと思います。

ウィズチャイルドでは、新たなキャリアを求める資格取得支援や、これまで得た強みをこども達の育ちに生かしたいと思う方、モンテッソーリ教育や療育、環境教育などのプラスワンスキルを身につけたい方との出会いを求めています。主任や園長を目指したい方、現場から運営まで関わりたい方など、ぜひ一度体験にいらっしゃってください。

 

あなたの目指したい「保育」を聴かせてください。ご一緒に目指して参りましょう! by 株式会社ウィズチャイルド